誰かに教えたくなる蔵物語

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誰かに教えたくなる蔵物語

YK35」製法

酒造関係者の間では、米は山田錦(Y)、酵母は熊本酵母(K)、精米歩合は35%で仕込めば良い酒ができ、新酒の鑑評会で受賞できるという説が伝わっているそうです。「昭和50年代後半から平成の始め頃には、全国の吟醸系のお酒の8割がこのYK35製法で造られていたと聞きました」と小田さん。ちなみにKは「香露」、きょうかい9号酵母の「きょうかい」「9号」との説もあるようです。
 

香露の名前の由来

酒造りを始めた時に、一般公募で選んだ名称だそう。小田さんによると「実は『抜天(ばってん)』という名前も候補に残っていて、以前は商標登録もされていたそうです」。
 

煙突と銅像

かつては蔵からそびえる高さ22mのレンガ造りの煙突が地域のランドマークでしたが、2016(平成28)年の熊本地震で倒壊。34m残っている根元部分は、研究所の歴史を物語る存在として保存するそうです。蔵の前庭には、台座を含め高さ約3mの野白金一氏の銅像があり、お酒の神様の功績に思いを馳せることができます。

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