出品商品への思い

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出品商品への思い

熊本県酒造研究所は、熊本県内の各蔵元が赤酒から清酒の醸造へと移り変わろうとしていた時期に造られました。後にお酒の神様と呼ばれる初代技師長・野白金一氏は、搾りや温度管理などの技術開発を行い、県内全域の蔵元への指導などにも尽力しました。この野白氏が1952(昭和27)年、分離培養に成功したのが「熊本酵母」。穏やかな酸と華やかな香りを生み出し、低温でも発酵力が強いのが特長です。こうした研究所の歴史や技術力が詰まっているのが「香露 純米吟醸」。「麹米は酒米・山田錦を45%まで精米し、阿蘇の伏流水で仕込みます。穏やかな吟醸香で、米の旨味を残した飲み飽きない食中酒。冷やしても燗(かん)にしてもよく、幅広く楽しめます。特に酢の物など酸味のある料理と好相性で、私は梅肉のせたハモの湯引きに合わせるのがお気に入りです」と製造担当の小田卓治さん。
 
「香露 本醸造」については「熊本酵母を使った定番商品。搾ってから製品にするまでの期間が短く、熟度が若いお酒ですが、冷やすと後味がすっきり。焼き鳥など塩味の効いた料理や、酸味のある料理、揚げ物、辛子蓮根にも合いますよ」と話してくれました。

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